本部長挨拶
本部長からのご挨拶

JH(Japan Health Research Promotion Bureau)は、世界最高水準の研究開発・医療を目指した新たなイノベーションを創出することを目的に、我が国の6つのナショナルセンターの資源・情報を集約し、それぞれの専門性を生かしつつ有機的・機能的連携を行うための横断的組織として、2020年4月1日に発足しました。JHのミッションは、①新たなニーズに対応した研究開発機能の支援・強化、②6NC連携で効果的な研究開発が期待される領域の取組の支援・強化、③6NC全体として研究成果の実臨床への展開の支援・強化、です。現在、JHには、データ基盤課、共同研究課、広報・総務課、知財・法務課、人材育成課の5部門があり、各ナショナルセンターから課員が配属されて、これらのミッション達成のために精力的に活動しています。
JHは、これまで、NC・JIHS理事長会議の指導の下、初代本部長の植木浩二郎先生のリーダシップにより、知財や人材育成等のナショナルセンター共通課題の抽出と対応に加えて、共同研究・事業を行う基盤として着実に発展してきました。具体的には、日本人の健康寿命延伸のための提言、職員を対象としたコロナウイルスに関する臨床疫学研究、小児がんに対するゲノムプロファイリング検査の有効性確認、6NC電子カルテ情報の集積基盤(6NC-EHRs)構築など、多くの研究成果を積み上げてきました。また、2023年3月には、全ゲノム解析等の患者還元や利活用を推進する事業実施組織を設立するための準備室がJH内に設置され、組織体制や事業のあり方に関する多くの検討が重ねられて、2026年3月30日に国立がん研究センター内に「日本ゲノム医療推進機構」の発足に至りました。
6つのナショナルセンターは、小児から高齢期までのライフステージに沿った様々な疾患を対象に、最新の技術・アプローチを駆使した独創的・イノベーティブな基礎研究を土台として、疾患の発症機構の究明から有効な予防法、新しい診断・治療法の開発を強力に推推進しています。JHでは、これまで構築されてきた基盤を元に、ナショナルセンターの研究者が連携して情報・技術・知見の共有化を進め、新たな発想の元に独自の取り組みを行うことによって、日本の医療を変えるような成果の創出に結びつけ世界に向けて発信できることに貢献して参ります。そのためにも、横断的共同研究の更なる活性化や6NC-EHRsの利活用推進などが必要であると考えております。また、AI・バイオインフォマティックス研究を含めた基礎的・臨床的研究を担う人材の育成も引き続き重要な課題であり、積極的に進めて参ります。引き続き、皆様のご支援をお願い致します。
ナショナルセンター 医療研究連携推進本部(JH)
本部長 青木 一教
